小学低学年の夏休みにプールをしたあとと夜勤明けを除いて、30代になるまで、
昼間に寝るということをしたことがなかった。
たまに人から、休日は家で寝ていた、などと聞くと、
なんとつまらん時間の過ごし方をしているのだと思っていた。
しかし、実際に自分でしてみるとこれがすこぶる幸せを感じられる。
外に出て何かを見たり食べたりすれば、その話を他人に共有できる。
しかし、それらに充てられたはずの昼間の時間を、ただ寝るためだけに使う。
しかも、特に疲れていない場合が最高に気分がよい。
おそらくいくつかの理由があって、こうあるべきと社会の理想の生き方があり、
その価値観からすれば、ただ昼間に寝るというのは、非生産的であり、無駄のように
捉われていたとしたら、そこから外れた生き方を実感できる、開放感からの幸福。
何もしなくてもよいという選択肢を持っていることの実感からの幸福。
特に食後に眠気が来た際、それをそのまま受け入れることの快感による幸福。
起きる際も、アラームなどに強制されることなく、自然に起きられる、ストレスレスからの幸福。
などなど。
非生産的だが、個人的には経済的消費をせずに快楽を手軽に得られるので昼寝は気に入っている。
それにさらによく言おうとするなら、寝ることで、脳も体も回復して、良い状態で活動することができる。
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