日経mj に武田砂鉄という人のコラムがある。
他人が気にせず通り過ごす、日常の出来事に着目して持論を展開する内容だ。
想定読者であるビジネスマンなどの実利主義者は、独創性や思考の深さより、実行力が最優先される。
だからこの軽さが受けるのだと思う。
カントなどの歴史に名を残した哲学者の思考の域まで行くと、理解するのに哲学用語や哲学史
をある程度知っておくなど下地が必要でマス受けしないし、新聞のちょっとした記事ではおさめられない。
大きな知的欲求が満たされる喜びや、知的探究に没頭する快楽は求められていない。
スナック菓子のように、手軽に手に取れ、その時小さな幸せが得られればそれで十分。
それに応えているのが、このコラムだと思う。
ちょっとした気づきが得られ、考えるきっかけ西野なるのだと思う。武田砂鉄さんの意見もあるから、思考の例も知ることになる。
コメント