4月8日日経新聞に新卒採用慣行は転換点を迎え、中途採用の割合が43%に達したとあった。
新卒で入社し定年まで勤めるのが前提の時代は、
入社した新人を手厚く教育し、将来的に会社に貢献してくれる事をみこんでいた。
しかし、新卒で入っても定年までいる人のほうが少ないような時代では、
教育などの投資をしても、会社はその見返りを得る前に当人はよそに行ってしまう、
だったら入社した時から利益を生み出してくれる中途のほうがよいという選択になる。
すると「新卒」であるという事だけで有利になれないなら、新卒になろうとする人が減り、
在学中からスキルの習得に時間を費やす学生が多くなり、大学も資格など含めた労働市場で
評価されるスキルの習得ができる環境を持った所が選ばれるようになるかもしれない。
それが用意されないなら、高い学費払って4年間過ごすよりも、そもそも大学に行かずに社会に出る人も増えるかもしれない。
私塾のようなところも、内容がよく結果がだせるなら、(卒業生の給料が高く、労働環境もよい)
規模が小さくても大学と肩を並べて比較されるようになるかもしれない。
いま副業や投資がはやっている(浸透している?)が、事の発端は国や会社に頼れないと、
個々が認識し始めたからだとするならば、
従業員という生き方をやめて、小さくても自分でビジネスする人が増えてくると思う。
会社員と副業を兼務する人も含めると、それに関する税務会計などの需要も高まってくる
ように思う。
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